勉強会の内容が決定いたしました。以下、いただいた案内を掲載します。
今回のT2 meetingは「NLPと言語学」というテーマで,通常のNLPの研究者による発表だけでなく,言語学の研究者による発表を予定しています.また,言語を扱うという近い関係にあるこれら2つの分野において互いにどのような貢献が可能なのか,といったようなことから,そもそもNLP,言語学って何?ということまで幅広い議論を行うセッションを計画しています.NLPの若手研究者だけでなく,言語学の若手研究者,また,これらの分野に興味がある方の参加を歓迎します.
- 日時:2010/8/19(木) 16:00 - 20:00
- 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館W 6F コラボ室
- 発表1
- 発表者:荒牧 英治(東京大学 知の構造化センター)
- 題目:「偏りなく誤る言語処理: 適合度による言語処理技術の検定」
- 概要:医療分野における言語処理研究を紹介する.自然言語処理をはじめ,多くの情報処理の解析は完全でなく,誤りをおかす可能性がある.このため,技術的にはほぼ上限と考えられる精度に達しても実用化が不可能であったり,また,実用化されたとしても最終的には人手によるチェックを必要とする場合が多い.特に,いくつかの処理を組み合わせた複雑なシステムでは,高い精度を維持することは極めて難しい.そこで,本研究では,発想をかえ,個々の入力の精度をあげるのではなく,処理結果の全体の分布の正確さを目指す.本発表では,分布の正確さ(真の分布と推定された分布)の一致度を適合度(goodness of fit)を用いて評価し,これを最大化する機械学習を提案する.
- 発表2
@hikaruyさんと、言語学研究者と自然言語処理研究者間の交流研究会/勉強会を計画しています。
日付、場所など具体的なことはまだ決まっていませんが、決定したらまた告知していきます。あと、内容としては今のところ以下のような提案が挙がっています。
さてそこで、この記事では、会の内容/方向性を決めていく一つの手段として、以下のような項目に対する事前アンケートを取ってみたいと思います(回答したい方の番号とともに、コメント欄にお願いします)。
もちろん、当日の参加が未定の方でも構いません。ただ、以下の点にご注意ください。
よろしくお願いいたします。
会の、その他のことに関する質問・意見を吸い上げることのできるエントリも作った方が良いのかもしれませんが、それはまた改めて。
テーマを「言語学×自然言語処理」としたり、母体となる勉強会があったりしますが、参加者を何等かの方法で制限するということは特に考えていません。
また、上のアンケートに関することでも、それ以外のことでも、twitterで僕に向かってつぶやいていただいても大丈夫です。idは@dlitです。
日時・開催場所が以下のようにほぼ決定いたしました。
内容については、今回は詳しいチュートリアルは見送りにして、両サイドからの研究発表2本とディスカッション、という形に落ち着きそうです。
・言語学の下位分野について.どのようなジャンルが存在するのか
・研究のスタイルとか方法論
とかがあります.
個人的には
・現在の言語学の研究全体について感じていること
が,もしあればお聞きしてみたいなとは思います.