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2010-05-14研究会のお知らせ

蛍池言語研究所公開研究発表会のお知らせ

22:14 | 蛍池言語研究所公開研究発表会のお知らせ - dlit@linguistics を含むブックマーク はてなブックマーク - 蛍池言語研究所公開研究発表会のお知らせ - dlit@linguistics 蛍池言語研究所公開研究発表会のお知らせ - dlit@linguistics のブックマークコメント

日本語学会@日本女子大学に合わせて、以下の研究会を開催いたします。

気軽にご参加ください。

質問などはコメント欄にどうぞ。


(1) とき: 5月29日(土),10:00-12:00

(2) ところ: 文京区勤労福祉会館1階第一・第二創作室(JR/東京メトロ駒込駅JR田端駅より徒歩10分。日本女子大学目白キャンパスまで4km。電車と徒歩で40分弱。徒歩のみでは50分弱)

【Web page】:http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_keizai_shisetsu_kinpuku.html

google map】:http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E5%8B%A4%E5%8A%B4%E7%A6%8F%E7%A5%89%E4%BC%9A%E9%A4%A8%E3%80%80%E6%96%87%E4%BA%AC%E5%8C%BA&lr=lang_ja&rlz=1I7TRDJ_ja&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl

日本語学会が開催される日本女子大学から少し離れますし,道のわからない方もいらっしゃると思いますので,09:40にJR駒込駅南口に集合いただければ,引率いたします。


(3) 発表

a. 今田 水穂(筑波大学大学院人文社会科学研究科文芸・言語専攻準研究員)

「名詞句の意味論の動詞意味論への応用:動詞における存在論と解釈の理論」

b. 田川 拓海(筑波大学人文社会科学研究科IFERI研究員)

形容詞派生動詞から探る動詞化要素の分布」(仮)


(4) 備考

当日は参加費として300円ほど頂くことを予定しています。なにとぞご了承ください。

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2010-03-20

メモ:たちまち

13:39 | メモ:たちまち - dlit@linguistics を含むブックマーク はてなブックマーク - メモ:たちまち - dlit@linguistics メモ:たちまち - dlit@linguistics のブックマークコメント

※昨日消えてしまったのはこの話題ではありません。

 伝聞だが、関西の方(に限られるかどうかもわからない)で「すぐに」とほとんど同じ感じで「たちまち」を使うこと(地域)があるらしい。

たちまち準備できないんですよ。

(≒すぐには準備できないんですよ。)

 これがある程度一般的に言える言い方なのかどうかもまだ調べていないが、僕がこの例を聞いて思ったのは、面白いな、ということと、共通語の「たちまち」ってもしかしてPPI(Positive Polarity Item: 肯定極性項目)なんじゃね?ということだった。

  1. たちまち恋に落ちた。
  2. *たちまち恋に落ちなかった。
  3. すぐには恋に落ちなかった。

2は「「たちまち恋に落ちる」ことはなかった」というように解釈できない、というか文自体許容できない気がする。

全然吟味してないから間違ってるかも。ただの思いつき。

あと、CiNiiで以下の論文を見つけた。もちろん未読。

  • 葉懿萱(2004)「「たちまち」と「あっという間」の意味分析」『日本語・日本文化研究』14, pp.111~118, 大阪外国語大学日本語講座.

killhiguchikillhiguchi2010/03/20 14:26 陳述副詞や程度・量の副詞は、PPIやNPIであるだけでなく、必然的に陳述と呼応することが多いので、探せばいくらでもあるように思います。無論副助詞類も。
 体力がないので、ここまで。

dlitdlit2010/03/20 17:44>killhiguchiさん

 いつもありがとうございます。
 副詞の統語的位置というのは難しい問題の一つだと思いますが、陳述副詞はその性質上、PPIやNPIになることがあるのは自然に思います。程度・量の副詞に関しては僕は良いアイディアを持っていません><
 そんな中、「たちまち」というのは意味的に考えるとまあ様態副詞かなと思ったので、通常は統語的に低い位置にあると考えられる様態副詞の中にPPIっぽいものがある(=否定辞の統語的スコープ外にある?)というのはちょっと面白いな、と思ったのでした。
 私もあまり余裕が無いので取り急ぎ言い訳だけ(^^;

killhiguchikillhiguchi2010/03/20 21:17 頭痛で気絶していたのですが目が覚めました。
 反統語論者としては統語的位置などどうでもいいのですがww、タチマチは程度修飾だと思いますよ。
 副詞らしい副詞については川端「時の副詞」を。その特徴については小柳「副詞と否定」と、『日本語の構造変化と文法化』所収を。基本的概念は森重「群数および程度量としての副助詞」を。副詞と陳述の関係についてはきっと工藤浩がネットに公開しているだろうwwと思ってみたらありました。http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/kudohiro/degree.html「多くの程度副詞は純然たる否定形式とは共起しないと言えそうである」「情態副詞や形容詞副詞形が否定の作用域の内部に収まるのと性格を異にする」相変わらず結論はないようですww。
 年度末でお忙しいことと思います。来年度からも大変でしょうが頑張ってください。

killhiguchikillhiguchi2010/03/21 01:44>タチマチは程度修飾だと思いますよ。
 説明が足りませんでした。一般に、タチマチは様態修飾といわれます。動詞を修飾するからです。
 しかし、川端善明的には様態修飾ではありません。「時の副詞」です。これがどのように程度修飾かと言うと…疲れました。川端をお読みください。><

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2009-11-04

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2009-08-19

Eliminating "Paradigm"

15:39 | Eliminating "Paradigm" - dlit@linguistics を含むブックマーク はてなブックマーク - Eliminating "Paradigm" - dlit@linguistics Eliminating "Paradigm" - dlit@linguistics のブックマークコメント

備忘録。

Inflectional Identity (Oxford Stuides in Theoretical Linguistics)

Inflectional Identity (Oxford Stuides in Theoretical Linguistics)

に所収の以下の論文を読んでいる。

  • Calabrese, Andrea "On absolute and contextual syncretism: Remarks on the structure of case paradigms and on how to derive them,"

 屈折(形態変化)を分析する際に「パラダイム(paradigm)」という概念をどう位置付けるかというのはtheoretical morphologyの一大トピックの一つ*1

 CalabreseはDistributed Morphologyのスタンダードな立場を採用し、パラダイムの必要性を否定する理論を提案しているわけだけど、この論文で提示されているelsewhere conditionの形式化は実はパラダイムの存在を前提にしないと成り立たないものになってしまっている(おそらく)。他の箇所については「そうそう」と頷きながら読んでいたところも結構あったので残念だ。

*1:ちなみに上記の本はパラダイム否定派が多い。Distributed Morphologyも基本的にはそう。

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2009-08-14

ハングル採用の件メモ:ハングルと子音連続

23:55 | ハングル採用の件メモ:ハングルと子音連続 - dlit@linguistics を含むブックマーク はてなブックマーク - ハングル採用の件メモ:ハングルと子音連続 - dlit@linguistics ハングル採用の件メモ:ハングルと子音連続 - dlit@linguistics のブックマークコメント

 ハングルインドネシアで文字として採用された件。

 色々調査中なんですが、重子音について言語学大辞典に興味深い記述を見つけたのでメモ。

 さらに、中期朝鮮語では初声に重子音・三重子音で表される語があった。たとえば(ハングルpsɐr「米」、(ハングル)pstai「時」など。これらが実際どのような発音を写したかは今もって不明であるが、いずれも今日では濃音に変わっている。

(『言語学大辞典 第6巻 術語編』p.1086-1087、(ハングル)の箇所は該当するハングルが表記されている。)

 上の記事のブコメにも、(音節構造がそれほど複雑ではない韓国語に対応した文字なので)ハングルが音節構造が複雑な場合に対処できないのではないか、という意見があった覚えがあるのだが*1、子音連続とそのハングル表記というのはそもそも韓国語&ハングル自身が通ってきた道だったようだ。そもそも濃音は同じ要素を重ねて用いることによって表すわけだし、拡張は難しくないのでは、とは思っていたけれど。

 もちろんCCCVCCCみたいな音節があったら大変なことになるだろうけれど、Cia-CiaがAustronesian, Indonesianの一般的な特徴に沿った言語であれば音節構造はむしろ韓国語より単純な可能性すらあるだろう。

 言語学大辞典には島の名前である*2Butung(Butonとも綴る)がちらっと出てくるぐらいで、Cia-Ciaに対する記述は見つけられなかった。ちなみに、英語版のWikipediaには項目がある。

 論文google scholarでざっと探したものの上手く見つからず。以下の文献が重要そうだけれど、うちの図書館に無いorz

 あと、友人にCia-Ciaの音を聞けるページを教えてもらった。多謝。

確かに音節構造は複雑じゃなさそう。僕は音声学者でもフィールドワーカーでもないので自信無いですが。

 他にもいくつか情報が拾えましたが、目下まとめ中です。

*1:あのブコメの中には読むと気分が悪くなるものがあるのでできるなら読み返したくない。

*2:言語の名前として用いることもあるようだ。

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2009-06-24

proceedings

10:27 | proceedings - dlit@linguistics を含むブックマーク はてなブックマーク - proceedings - dlit@linguistics proceedings - dlit@linguistics のブックマークコメント

そういえば、KLSのproceedinsには今年から査読があるそうだ。

むしろこれまで無かったということにちょっとびっくり。

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2009-05-25

なんかトリビアルな「ら抜き」関係データベース(メモ)

23:33 | なんかトリビアルな「ら抜き」関係データベース(メモ) - dlit@linguistics を含むブックマーク はてなブックマーク - なんかトリビアルな「ら抜き」関係データベース(メモ) - dlit@linguistics なんかトリビアルな「ら抜き」関係データベース(メモ) - dlit@linguistics のブックマークコメント

 いわゆる「ら抜き」現象が一段系動詞の可能動詞化(と言ったら荒すぎるか)で、合理的な変化だ、という見解は結構色々なところで見かけますし、広く受け入れられている考え方の一つではないかと思うのですが、mixiなどでのやりとりを見ている*1と意外と出典を明記した論文や記事を参照しながらの議論がなされていることが少ないように見受けられます。

 ということで、「ら抜き」に関する簡単な説明などを行っている書籍や論文をリストにしてみようと思います。ciniiなどですぐに探せる論文は後回しにして、コラムとかそういう見つけにくい・再発見しにくいものをメモしていくつもりです。そういうものを見つけた際に教えていただけると、ものすごく嬉しいです。

 まあ細々と作っていこうかな、と。

専門書・研究論文、あるいはそれに類する・準ずるもの(年代順)

コラムや簡単な解説など(年代順。末尾のページ数は「ら抜き」の情報があるページであって、論文、章など全体のページ数ではありません。)

その他(未確認、気になる、など)

  • Ito, Junko and Armin Mester (2004) "Morphological contrast and merger: Ranuki in Japanese," Journal of Japanese Linguistics 20:1-18.

*1:観測範囲狭

kuzankuzan2009/05/26 13:06http://ci.nii.ac.jp/naid/110000562661
ISBN:4004305403
筑木力「可能表現の「~れる・られる」」(言語空間) 月刊言語1990.9 pp.138-139

kuzankuzan2009/05/26 15:44素っ気ないコメントで済みませんでした。
説明でなく、単なる言及のものも含めると、多くなりすぎるかも知れませんが、線引きが難しいところもありますね。
CiNiiなどの他に、講座日本語の語彙別巻の「みれる」の項も。

dlitdlit2009/05/27 09:08>kuzanさん

いえいえ、情報提供ありがとうございます。助かります。
論文の項目は別に立てようかと考えています。
ら抜きを取り扱った文献はこれまで積極的に探してこなかったのですが、結構数がありそうですね。

僕の当初の目的はどちらかというと、ら抜きの言語学的・文法的分析が「もうほとんどの教科書や入門書に書かれるぐらい普及していて、実際に探せば色んなところで読める」ということが誰の目からも明らかになるようになればというものでした。

ただ、情報を取捨選択するのはかえって面倒なので、目についたものを片っ端からメモしておこうと考えています(それでも分類が大変でしょうけれど)。文献集というほど網羅的なものを目指しているわけでもないので、こういう時にブログというのは便利ですね。

dlitdlit2009/05/28 21:14井上優(2002)を追加しました。
論文は一応自分でもざっと中身を見てから追加しようと思います。
(載せたやつは一応全部見てます。)

killhiguchikillhiguchi2009/05/29 00:00 既に御承知かも知れませんが、あるいは対象外かもしれませんが、小松英雄『日本語はなぜ変化するか?』p.230-はどうですか?

dlitdlit2009/05/29 22:48>killhiguchiさん

ありがとうございます。リストに加えました。
ただコラム的なものよりかなり詳しく論じているので、論文のところに入れました。

dlitdlit2009/05/29 22:50小松(1999)の他に、小池(2001)、井上(2005)、林他(編)(2004)、駒走(2007)、工藤・八亀(2008)を加えました。

twrtwr2009/05/30 18:33新書がOKなら井上史雄『日本語ウォッチング』(岩波新書)の第1章がまるごと「ら抜き」を扱っています。ひょっとしたら上掲の同著者の本と同内容かもしれませんが。念のため。

ぎーもぎーも2009/06/01 18:37一般書と辞書類を追加します。

井上史雄・鑓水兼貴(2002)『辞典〈新しい日本語〉』東洋書林.(「ラ抜きことば」の項を参照)
庵 功雄(2003)「22 ら抜きことば」『やさしい日本語のしくみ』(庵功雄ほか),pp.66-67,くろしお出版.
金田智子(2004)「問11 「ら抜き言葉」はかなり広く使われています。外国人に対する日本語教育でも教えた方がいいですか。」『新「ことば」シリーズ17 言葉の「正しさ」とは何か』(国立国語研究所(編)),pp.100-101,国立印刷局.
田中章夫(2007)「(第6章 (1))「見レル・来レル」と「見られる・来られる」」『揺れ動くニホン語』東京堂出版,pp.184-191.

ぎーもぎーも2009/06/01 18:45続いて,データ編。
文化庁の「国語に関する世論調査」には,平成7年度,平成12年度,平成17年度と5年おきに「ら抜き」の質問項目が入っています。例えば,平成17年度調査は,下記の文献を参照。

文化庁文化部国語課(編)(2006)『国語に関する世論調査 平成17年度 日本人の敬語意識』国立印刷局.(「19.二つの言い方(「やる/あげる」と「ら抜き言葉」」の項)

もう少し古いデータは,下記の文献を参照。

林 大(監修)(1982)『図説日本語』角川書店.(「類義表現-8〔可能表現の変遷〕」(p.357)~「類義表現-12〔「見れる」と「来れる」〕」(p.362)の項)

ぎーもぎーも2009/06/01 21:53最後に,レビュー論文編。どちらもウェブ上で本文を入手できます。
辛 昭静(2002)「「ら抜き言葉」の研究概観」『第二言語習得・教育の研究最前線2002年版』,pp.102-119,お茶の水女子大学日本言語文化学研究会.
張 麗(2009)「話し言葉の表現としてのラ抜き言葉に関する研究概観」『コーパスに基づく言語学教育研究報告1 コーパスを用いた言語研究の可能性』(富盛伸夫・峰岸真琴・川口裕司(編)),pp.173-189,東京外国語大学大学院地域文化研究科グローバルCOEプログラム「コーパスに基づく言語学教育研究拠点」.

dlitdlit2009/06/03 11:18>twrさん

情報ありがとうございます。新書も大歓迎です。
上で挙げたものは結構専門的に書いてあったので、新書の方はもっと噛み砕いて書いてあるのかもしれませんね。ちょっとチェックしてみます。

dlitdlit2009/06/03 11:32>ぎーもさん

ありがとうございます。
おかげさまで一気に本当の資料集っぽくなってきました。
書誌情報も丁寧に書いてくださって助かります。

レビュー論文の二本は良いですね。
そこに引用されているものも追加すると、小さい文献集になってきそうです。

dlitdlit2009/06/03 11:49辛(2002)、張(2009)を追加しました。

dlitdlit2009/06/12 16:42ぎーもさんに教えていただいた資料のいくつかがうちの図書館に入ってなくてちょっとがっかり。

dlitdlit2009/07/17 12:14情報をたくさんいただいているのに更新できなくて申し訳ないです。
夏休みに入って勤務時間内に図書館が閉まってしまうというさらに厳しい状況に…

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