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2009-06-19たまには更新(こっちのブログの使い方を模索中)

出来事文と状態文に関する Herweg (1991) の観察:

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Michael Herweg, "Perfective and imperfective aspect and the theory of events and states," Linguistics 29 (1991), pp. 969-1010.


基本的な出来事/状態の区別:

(1)

a. Peter rode his bike to the seaside twice this morning.

b. *Peter rode his bike to the seaside for two hours this morning.

c. Peter rode his bike to the seaside in two hours this morning.

(2)

a. *Peter stood on the beach twice this morning.

b. Peter stood on the beach for two hours this morning.

c. *Peter stood on the beach in two hours this morning.

(p. 970)


進行形による状態化:

(3)

a. *Peter was walking along the shore twice this morning.

b. Peter was walking along the shore for two hours this morning.

c. *Peter was walking along the shore in two hours this morning.

(p. 971)


出来事の否定→状態(不可算):

(4)

a.*Twice, Peter didn't ride his bike to the seaside.

b. For two years, peter didn't ride his bike to the seaside.

c. *In two years, peter didn't ride his bike to the seaside.

(5)

a. *Twice, Peter didn't stand on the beach.

b. For two years, peter didn't stand on the beach.

c. *In two years, Peter didn't stand on the beach.

(6)

a. *Twice, Peter wasn't walking along the shore.

b. For two years, Peter wasn't walking along the shore.

c. *In two years, Peter wasn't walking along the shore.


「~しない」ことを数えられる場合:

(7)

a. Within the last four years, Peter did not finish the London marathon race twice.

b. Peter did not pass his exams three times.

c. Twice in a row, Germany did not win the World Cup final (but this year they finally beat Argentina).

(p. 975)


状態が可算に:

(9)

a. Peter stood on the beach for two hours twice this morning.

b. Peter was walking along the shore for two hours twice this morning.

(10)

a. Peter was at the seaside twice last year.

b. Peter war im letzten Jahr zweimal an der See.


出来事文の否定は興味深いですね.ただ,「え~,そんなことも知らなかったの?w」と言われそう.まぁ,better late than never ということで.*1




第四種動詞=痕跡表現@国広 (2005)

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国廣哲弥,「アスペクト認知と語義:日本語の様態副詞と結果副詞を中心として」,武内道子=編『副詞的表現をめぐって』東京:ひつじ書房,2005年.


金田一 (1950) の古典的な4分類について:

この分類は現時点から見ると,まさに動詞語義のアスペクト的分類であった.アスペクトは何らかの動きの時間的流れをどのように心的に捉えるかの問題であるので,第一種の状態動詞は除かれる.金田一分類で「第四種」とのみ名付けられ,意味的な分類名が見られない動詞は,「ている」を付けないと使えないという得意な性質をもっているのに,その正体がつかめないというので名付けようがなかったというのが名無しの理由であるが,今はその正体ははっきりしていて,第四種動詞は筆者が「痕跡表現」と名付ける使われ方をしていたのである.

(p. 35)


痕跡表現

痕跡表現については国広哲弥 (1985) に詳しいが,簡単に言うならば,ここには人間の「痕跡的認知」という一種の認知方法が関わっている.これは,物の形や位置関係を,実査にはそうでないけれども,比喩的に「あたかも変形や移動の結果として眼前に見える形や位置関係をしているかのように捉える」認知方法である.「聳える」を例に取って説明するならば,「聳える」は本来「何かが見上げるような高さまで変形する」という変形動詞の1つであるが,「山」など眼前で変形することはまず見ることはできない物についても,「あたかも,“そびえる”という変形をした結果であると言えるような形をしている」と捉えて,そのように言語表現したのが,「野原の向こうに山が聳えている」であると考えるのである.変化の結果を表現しているのであるから,当然 結果状態を表す「ている」が付けられる.結局第四種動詞は変化動詞に属するものであることになる.

(p. 35)


さらに:

註1


ここで筆者が「痕跡的認知」によると言う言語表現と同類の現象が山梨正明 (2000) の§3.3.3 に「移動の知覚的痕跡と軌道のイメージ」として扱われている.しかしそこでの考え方は明らかにことの本質を捉えそこなったものと思われる.山梨は次の例を出して説明している.

12. a. 突堤が海に突き出ている.

b. 半島が東に延びている.

c. 山が海に迫っている.

12 の a と b の例では,突堤ないしは半島を一方向に目で追っていく視線の移動が「突き出ている」,「延びている」という述語によって表現されている.12 の c の場合には,山から海への認知主体の視線の移動がかかわっている.ただし,この場合には,認知主体は,海の側に視座をとって山と海の地理的な関係を把握している.この視点の投影によって,「迫っている」という表現が可能となっている.


山梨の説明では,こういう表現の裏には視線の移動がある,と言うのであるが,それでは次のような痕跡的表現の場合にはどう説明するのであろうか.


(i) この線は真中が切れている.

f:id:optical_frog:20090619042955p:image


 まさか視線が線を切ったのだとは言えないであろう.筆者の考えでは視線はまったく関係がなく,この線の途切れは,「線の真中をあたかも何らかの方法で切った跡であるかのような形をしている」と捉えられている(認知されている)のである.視線の問題ではなく,認知のし方の問題である.


(ii) この四角形は角が一つ落ちている(欠けている,切れている).

f:id:optical_frog:20090619042956p:image


(ii) の例でも視線は無関係である.欠けたりして無くなった角は視線ではたどりようがない.この場合,我々の認知では,まず角の欠けていない四角形があったと想定し,その角が何らかの事情によって欠けた結果の形が目の前にある,と判断したのである.現実には最初から五角形が目の前にあるのに,人間はそのような認知のし方をするわけである.

 ここで山梨の示した例に戻ろう.(12a) の「突堤が海に突き出ている」という表現は,まず比喩的な表現であることを確認しておく.現実に突堤が自分で形を変えるわけがないからである.しかし自分で形を変えられる生物になぞらえて,「あたかも自分で海中に突き出た結果であるかのような形をしている」ということである.(12c) 「山が海に迫っている」も同じように説明される.擬人的に捉えられた「山」が「あたかも海に迫ってきた結果であるかのような位置にある」ということである.「迫る」という動詞は,「相手に心理的な圧迫感を与えるほど近くまで接近する」という意味である.「迫る」を使うことによって,山と海のあいだの距離が普通以上に短いことを伝えようとした表現である.山梨はこの表現について,「山から海への認知主体の視線の移動がかかわっている.」と説明しているが,この場合,表現者の視点は山と海の両方を視野に入れ得るような客観的な位置にある.「突き出る」とか「迫る」とか「延びる」とかはそれぞれ異なった出来事を指すが,山梨説のようにすべてを視線の動きにしてしまうと,その差異はどこかに消えてしまうことになる.


(iii) 駅前には商店が集まっている.


 これも痕跡的表現である.これは商店が狭い範囲に密集していることを表現しているが,これを視線はどう捉えようとするのであろうか.これも「あたかもあちこちに散らばっていたたくさんの商店が駅前めがけて移動してきた結果であるかのような密集状態にある」と言っているのである.

 以上,筆者が痕跡的表現と呼ぶものには視線ないし視点の動きは無関係であると述べたが,ほかの方面でも無関係であると言っているのではない.例えば 'There is a small room /to/ the back of the house.' (家のうしろの方に小さい部屋がある)という場合,視点は家の前の方からうしろの方に心理的にたどって行っていると言える.to の代わりに at を使えばその視点の移動は消える.



cf. 寺村 (1984: 136)


(…)いわゆる瞬間動詞の場合,また,幅のある動作,現象の終わりが意識される場合,眼前にある状態は,動詞~テイルの表わす事象と,直接には(あるいは当然には)結びつかない.たとえば,

(47) 金魚が死んでいる*2

というのは,「結果の状態」を表わすといわれるけれども,話し手は(ふつう)金魚の死ぬところを見たわけではない.眼前にあるのは,金魚鉢中で,動かずに浮かんでいる,そういう状態があるだけである.

(48) 財布が落ちている

(49) 家が倒れている

などについても,同じことがいえるであろう.あるのは,ただ,地上にある財布であり,横ざまになった建物である.人はそれら眼前の現象を,ある過去に起こった事象(死んだ,落ちた,倒れた)の痕跡〔傍点〕と解釈し,それを上のように表現するわけである.


ここで指摘されている「痕跡」は,現に起きたであろう状態変化の結果状態をさす.国広のそれは,「あたかも~かのように」という現実にない状態変化を想像し,その結果状態として状態をとらえることをいう.

*1:手近なところでは飯田隆「日本語形式意味論の試み (2):動詞句の意味論」(PDF)の3.4節「出来事と状態の存在論」あたり,とくに pp.124-6 を参照

*2:カタカナをひらがなに直して引用.以下同様

2009-05-08

認識的挿入句 I think の文献: Thompson & Mulac 1991

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汚部屋から発掘したので,とりあえずメモ:

Sandra A. Thompson and Anthony Mulac,

"A Quantitative perspective on the grammaticization of epistemic parentheticals in English."

In Elizabeth Closs Traugott and Bernd Heine (eds.) Approaches to Grammmaticalization, vol. II: Focus on Types of Grammatical Markers, pp. 313-329.


The focus of this paper is the interplay between the phenomenon known in English as 'that-deletion', illustrated in (1) and (2), and the grammaticization of 'epistemic phrases' (EPs), illustrated in (2) and (3):

(1) I think that we're definitely moving towards being more technological.

(2) I think 0 exercise is really beneficial, to anybody.

(3) It's just your point of view you know what you like to do in your spare time I think.

Examples such as (1)-(3) have generally been thought of in terms of a process of 'that-deletion', i.e., an alternation between constructions like (1) and (2), with and without that. The purpose of this paper, however, is to suggest that what has been thought of as 'that-deletion' is better understood as an alternation between constructions like (1), in which I and think are main subject and verb, with that introducing a complement clause, and constructions like (2) and (3) in which I think is an epistemic phrase, expressing the degree of speaker commitment (Palmer, 1986: 51, Traugott, 1987), functioning roughly as an epistemic adverb such as maybe with respect to the clause it is associated with.

(p. 313)



「びっくりした?」

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 否定辞繰り上げの件で,少し思いつきを.


 次の例文を見てください:

(1) まさか全裸にシルクハットで乳首にモールをつけた紳士には出会うと思いませんでしたよ.


「肯定文 + とは思わなかった」という否定辞繰り上げになっているのがみてとれるかと思います.

 これを,繰り上げになっていない例文と比較してみます:

(2) まさか全裸にシルクハットで乳首にモールをつけた紳士には出会わないと思いましたよ.


ぼく一人の個人的な語感ですが,この (2) の話し手は,あらかじめ全裸にシルクハットで乳首にモールをつけた紳士との出会いの可能性を考えていたように聞こえます.

 対照的に,(1) の方では,そんな変態紳士に出会う可能性など考えたこともなかったという驚きが表現されるのではないかと思います.

 もっとも,英語の場合とちがって,助詞の「は」の有無や位置などの要因も入ってくるのでストレートな比較にはならないのですが.


 さらに,次のペアも考えてみましょう:

(3) メイド喫茶なんて,評判になっていると思わなかった.それどころか,メイド喫茶が存在することも知らなかった.

(4) メイド喫茶なんて,評判になっていないと思った.それどころか,メイド喫茶が存在することも知らなかった.


どうも,後者の (4) は前半と後半で矛盾をきたしているように感じられます.裏返すと,(4) ではメイド喫茶の存在はあらかじめ知っていたという含意が生じていることになります.


 みなさんの語感ではどうでしょうか.

Water no get enemyWater no get enemy2009/05/08 12:20エントリーの趣旨とはずれてしまうのですが、僕には(2)の「まさか~思いましたよ」という形が非文に聞こえます。「まさか~思いませんでしたよ」なら大丈夫なのですが…

>(4) は前半と後半で矛盾をきたしているように感じられます
これは同意です。

optical_frogoptical_frog2009/05/08 15:28 弥縫策ですが,とりあえず「まさか」を消してみました.
 ところで (3) の方は矛盾していないと解釈できそうでしょうか?

Water no get enemyWater no get enemy2009/05/08 18:47>弥縫策ですが,とりあえず「まさか」を消してみました.
あわわ、手間を掛けさせてしまってすみません。

>(3) の方は矛盾していないと解釈できそうでしょうか?
はい、僕も矛盾しているとは感じませんでした。

それにしても穏やかな春の妖気にぴったりの素敵な例文たちですね☆

optical_frogoptical_frog2009/05/08 19:29例文に英語でグロスをつけるのが難しそうですw

Water no get enemyWater no get enemy2009/05/09 02:28ああそうだ、忘れてました。
>全裸にシルクハットで乳首にモールをつけた紳士には出会わないと思いましたよ
>この (2) の話し手は,あらかじめ全裸にシルクハットで乳首にモールをつけた紳士との出会いの可能性を考えていたように聞こえます
HENTAIせんせいの将来がちょっと心配になる例文です根☆
それはさておき、僕にもそういった含意があるように聞こえます。「二度と来てくれないと思いましたよ」だともっとその含意がはっきりする感じですね。

optical_frogoptical_frog2009/05/09 03:10将来どころか・・・・・・フフッ

dlitdlit2009/05/13 14:43話のきっかけを作ったにも関わらずほったらかしですいません。

僕の内省も上のWater no get enemyさんに同じです。つまり、
1.(2)では「まさか」があると変。
2.(4)の内省はoptical_frogさんと同じ。

ふと思ったのですが、(3)(4)から「なんて」をはずすと、(3)では「が」にできるのに対して(4)は不自然になる(「は」の方が自然)ような感じがします。

まあ(4)は文内の命題を否定にしているのだから当然のような気もしますが、optical_frogさんが指摘された存在前提(とまで言えるかどうかはともかく)ってのはありそうです。

YMZYMZ2009/05/13 15:16はじめまして。前半の例文がしばらく頭から離れなさそうです。
(4)の内省は「ている」の存在と関係ないでしょうか?

(3)' メイド喫茶なんて,評判になると思わなかった.それどころか,メイド喫茶が存在することも知らなかった.
(4)' メイド喫茶なんて,評判にならないと思った.それどころか,メイド喫茶が存在することも知らなかった.

これならギリギリ(4)'もいけるんじゃないかという気がしています。

optical_frogoptical_frog2009/05/13 21:54> id:dlitさん:
 いえ,放置プレイは好物ですのでウェルカムです(キリッ
 やっぱり (4) の「まさか」はダメですね.あと,「ガ/ハ」はご指摘のとおりで,そのあたりでミニマムな対立をつくろうと「なんて」にしてごまかした次第です.バレちゃいましたw
 あと,ここで対比されてるのはたしかに「存在前提」とはちがいますね.「XはFである/ない」と断定するにはXを知ってないとイケナイ,みたいな制約があるんじゃないかと思いますです.たとえば「ペガサスは存在しないよ.」は適切に発話できますけど,これにつづけて「…ところでペガサスってなに?」と言うとアホの子になってしまいますよね.

> id:YMZさん:
 はじめまして.「乳首~」にはてなスターをいただき,ほほえんでおります.
 テイル形をいれない (3)'-(4)' は,前望的になりますね.「思った/思わなかった」の時点からみて,メイド喫茶はこれから評判になるかどうかが問題になるような感じがいたします.そういう解釈をしてますので,実はぼく個人の内省では (4)' もメイド喫茶を知らないというと矛盾しているように感じられます.アテにならないことに定評のあるぼくの内省ですけど…(´・ω・`)

 ともあれ,お二方ともコメントありがとうございます.放置もいいですけど,反応をいただくのもうれしいものですね.

2009-05-07

おしえてホーンせんせい:否定辞繰り上げ

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(46)

  • I think she's sad.
  • I think she's unhappy.
  • I think she's not happy.
  • I think she isn't happy.
  • I do not think she's happy.
  • I don't think she's happy.

ローレンス・ホーンせんせいの『否定の博物誌』によると,上にならんだ例文は,上が「彼女」のふしあわせをいちばん強く断定していて,下にいくにしたがってちょっとずつ断定が和らげられるそうです.

(...) each version strikes us as a bit weaker or milder in e-negativity or negative force, or in the degree to which the speaker is committed to the embedded subject's unhappiness, than the one immediately above it.

(Horn, A Natural History of Negation, p. 316)


これは,2つの一般的原則の組み合わせから生じる効果だとホーンせんせいは考えるみたいです:

Such paradigms reflect the interaction of two general principles: (a) negative force weakens with the distance of the negative element from the constituent with which it is logically associated, and (b) negative force strengthens with the degree of incorporation (or morphological absorption) of the negative element.

(Ibid.)


ひとつめの原則 (a) は,否定辞繰り上げに関わり,ふたつめの原則 (b) は接辞否定・否定辞編入に関わります.たとえば:

(47)

a. I think I didn't see anyone in the room.

b. I don't think I saw anyone in the room.

c. I think I saw no one in the room.

(Ibid.)


いちばん上の例文 (a) は中立で,(b) は否定が弱まり,(c) では否定が強まるそうです.


 とりあえず,参考意見として写経してみましたです.



にわかにはしんじがたい

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「~ではないと思う」にあたる "I think (that) + 否定文" は英語としておかしい,と書かれた本があるそうです(dlitさんの "I don't think that it's ungrammatical." 経由):

山崎紀美子『日本語基礎講座――三上文法入門』をぱらぱらと捲っていたら、英語では、

I think she cannot drive a car.

という言い方はできないとあった(p.204)

これは非文 - Living, Loving, Thinking)


とりあえずは用例を確認してみましょう:

  • I think I am not far wrong in saying that... (New York Times, Feb 2, 1958)
  • I Think He's Not Good on Addictive Stuff... (Washington Post, Jul 31, 1997)
  • ... but then sometimes I think it's not really possible... (Chicago Tribune, Oct 20, 1998)
  • And I think he's not coming to the reality that... (FOXNews, Nov 14, 2008)
  • I think that she should not be allowed to wear the jilbab. (BBC News, Mar 24, 2006)
  • I think it's not so much... (BBC News, Dec 4, 1998)
  • I think that's not giving enough credit to Mike Huckabee... (FOXNews, Dec 7, 2007)

新聞・テレビの記事に用例がたくさん出てきます.もちろん,実例には「非文」も混じるわけですが,用例からみて,そう考えるのは難しいでしょう.

 そういうわけで,ぼくは I think (that) + 否定文 は非文法的ではないと思います.

 そのうえで,英語話者の選好を調べてみるのは面白い研究テーマになりそうです.I think + 否定文と,not を主節に繰り上げた I don't think + 肯定文,使われやすいのはどちらなのか,使い分けを左右する要因はあるのか,あるとしたらどういうものか,etc.


 誰かやってください.(まるなげオチ)


 追記:こちらもあわせて参照していただくとよいかも.



れいぶん

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というわけで静音さんがかわいくて素晴らしい Katawa Shojo(かたわ少女――すごいタイトルですね)ですが,ギャルゲ*1の常として,ゲームのテキストは主人公視点の一人称です.

 地の文は現在時制ベースで書かれてるのですが,その中に過去時制が入ってきます.こんな感じ:

I don't say anything, and Misha signs something that ends in a shrug. What was that? It seems like it was about me.


現在時制ベースの小説はけっこうありますけど,こういうときの過去時制の研究なんかも面白そうですね.文体論とかでいろいろやられてるじゃろかー?

つかえないこ

はてなブックマーク - つかえないこ - left over junk @Linguisticsグループ


 このグループではてなブックマークを使いやすくするという趣旨がやっとわかってきました(遅).

 あれですね,はてなブックマークの「グループ」タブを使うように設定を変更すると,Linguisticsグループに参加されてるみなさん(含む・わたし)のブックマークが一括して表示されるわけですね.

 わかったのはいいのですが,このグループのタブで改めて見るとぼくのブックマークがひどい.

 やれ静音さんがかわいいだの,いいんちょラブだの,ろくでもないブックマークばかりですよ.


 これは除名処分もありえますぞ……

*1:正確に言うと,えちぃシーンもある「エロゲ」ですが.

dlitdlit2009/05/07 10:14説明を怠けてしまっていましたが、活用されているようでなによりです。

僕自身が2chのまとめブログのエントリをまとめてブクマしたりするので、はてなに通報されるレベルでなければOKです。
僕は今のメンバーの皆さんはもともとお気に入りに入れていたので新しい世界が、というわけではないのですが一部を切り離して表示できるのは個人的に便利ですね。

optical_frogoptical_frog2009/05/07 10:47 どうもです.毎度ながら理解が遅くて泣きそうです.
 とりあえず,ほどよくどうかしてるブックマークをこころがけますね.

dlitdlit2009/05/07 16:52実例のみならず文献まで丁寧に教えてくださってありがとうございます。

negative forceの強さとありますが、断定の度合いと考えるとむしろ"I think"の持つモダリティの強さの話なのかな、なんて思いました。
縮約もその度合いに関係してくるってのは面白いですね。

optical_frogoptical_frog2009/05/07 17:04 いえいえ,教えるなんてとんでもないです.
 ホーンせんせいも使っている "commitment" はモダリティ論とつながってますよね.

2009-05-05こんにちわ

 HENTAIです.

 眼鏡っ娘が好きです.男の娘も好きです.

 たまに英語学を気取ります.

Water no get enemyWater no get enemy2009/05/06 23:21男の子ばかりの女子校の校長になりたいというわけです(ドンっ)!

optical_frogoptical_frog2009/05/07 00:56どこから手をつけたらいいのかわかりませんがとりあえず通報ですか教頭?

Water no get enemyWater no get enemy2009/05/07 01:17は、放せっ!わしはいたって正気だぞ! ) )))ψ((( (

optical_frogoptical_frog2009/05/07 01:26しまった,ちょっとプレイしてみたくなりましたぞ…?

Water no get enemyWater no get enemy2009/05/07 01:40校長という立場を利用した自由度の高さが売りです。